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2025/04/26

家族信託と他の制度との比較



神戸市中央区にある行政書士事務所の、REC+行政書士事務所です。

今回は最近ご相談の中で提案する家族信託についてお話をさせていただきます。


「家族信託と聞いてみたことはあっても実際にどのように利用すればいいのか?」

「家族信託と他の制度との違いは?わざわざ家族信託にする必要あるの?」

といった疑問をお持ちの方はぜひ一読ください。





家族信託は、ご家族の状況や希望に合わせてオーダーメイドで設計できる柔軟な財産管理・承継の手法です。他の制度や金融商品と組み合わせたり、比較検討することで、よりご自身の意志に沿った十何ンな対策を講じることができます。

今回は、家族信託とよく比較・検討される制度や金融商品との活用について、それぞれの特徴と組み合わせるメリット・デメリットを解説します。

1. 成年後見制度との比較

<活用比較>
①認知症対策の初期段階
 判断能力があるうちは家族信託が柔軟性が高く、希望に沿った財産管理・承継設計が可能です。
認知症が進行した場合: 成年後見制度は、判断能力が低下した後でも利用できますが、柔軟性には劣ります。

②身上監護が必要な場合
 成年後見制度が主な選択肢となります。ただし、家族信託と任意後見を組み合わせることで、財産管理と身上監護を अलग々 に備えることも可能です。

③相続対策を視野に入れる場合
 家族信託は、遺言書では難しい、連続する世代への承継設計などが可能です。


2. 生命保険との比較

<活用比較>
①死亡保障の確保
 生命保険は、遺された家族の生活資金を確保するのに有効です。家族信託と組み合わせることで、保険金を 単純に受益者に保険金を渡すのではなく、信託財産として管理・運用し、計画的に給付することができます(生命保険信託)。

②特定の目的のための資金準備
 例えば、障がいのあるお子さんの将来の生活資金を生命保険で準備し、家族信託で管理・給付するといった活用が考えられます。

③相続財産の多様性
 不動産や非公開株式など、生命保険では扱えない財産の承継対策には家族信託が有効です。

3. 預貯金との比較

<活用比較>
①認知症対策
 預貯金は、名義人の認知症発症により引き出しが困難になるリスクがありますが、家族信託では受託者が引き続き管理・利用できます。

②計画的な資金の給付
 例えば、親の生活費を毎月一定額 देने के लिए 家族信託を利用するなど、柔軟な資金管理が可能です。

③相続後の資金承継
 遺言書でも可能ですが、信託契約に基づいてスムーズに資金を承継できます。


4. 投資信託・株式などの金融商品との比較

<活用比較>
①認知症対策
 認知症発症後も、家族信託を通じて、受託者が投資信託や株式を管理・運用できます。

②計画的な資産承継
投資信託や株式などの金融商品を、家族信託を通じて、受益者に段階的に承継させることができます。


<まとめ>
家族信託は、他の制度や金融商品と सीधे 競合するものではなく、それぞれのメリット・デメリットを理解し、組み合わせることで、より柔軟な財産管理・承継対策を実現できます。

ご自身の家族構成、財産の状況、将来の希望などを 十分に考慮し、どの制度や金融商品と組み合わせるのが最適か、専門家である行政書士にご相談いただくことをお勧めします。神戸の皆様の家族信託のパートナーとして、最適なプランをご提案させていただきます。



「うちの場合はどうだろう?」「もっと詳しく話を聞いてみたい」と思われた方は、ぜひ一度、当事務所にご相談ください。神戸の地元の皆様の、安心で豊かな未来のために、親身になってサポートさせていただきます。

初回相談は無料です。まずはお話をお聞かせください。

こんなこと相談してもいいのだろうかとお思いの状態でも結構です。まずは専門家であるREC+行政書士事務所にご相談いかがでしょうか。

REC+行政書士事務所は神戸市中央区元町にある行政書士事務所です。
当事務所はスピード感のある対応を心掛け、お客様に寄り添ってご相談に柔軟に対応致します。
個人様に関しては相続・遺産承継 や遺言作成、生前贈与手続き信託について、法人様については建設業許可申請 、宅地建物取引業免許申請 、法人設立など、様々な業務に対応致します。
これからもよろしくお願いします。